これはノアの話(はなし)です。神(かみ)はノアに言(い)いました。「ノアよ、箱舟(はこぶね)をつくりなさい。」
やさしい日本語でよみましょう。Let’s read the story of Noah’s Ark in simple Japanese. Click below to read the story.
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これはノアの話(はなし)です。神(かみ)はノアに言(い)いました。「ノアよ、箱舟(はこぶね)をつくりなさい。」
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ここはガリラヤのカナです。今日(きょう)は結婚式(けっこんしき)があります。マリアは掃除(そうじ)をします。おいしい料理(りょうり)を作(つく)ります。
やさしい日本語でよみましょう。Let’s read the story of Wedding at Cana in simple Japanese! Click below to download and read the story.
動画(どうが)もあります。Click and watch the story on Youtube.
神(かみ)さまは私(わたし)の羊飼(ひつじか)いです。今日(きょう)はいいお天気(てんき)です。
詩篇(しへん)23のお話をやさしい日本語でよんでみましょう。Let’s read a story from Psalm 23 in simple Japanese! Click below to download the story
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昨日は大学で留学生日本語クラスのお手伝いでした。
多読多聴の簡単な説明の後、30冊ほど用意した絵本と、よむよむ文庫0〜2くらいまでのレベル別読み物を机に並べ、さっそく手に取って好きな物から読んでもらいました。
今日は初めて会う学生さんばかりだったので、「好きこそものの上手なれ」という話しから、「好きな物は何ですか?」と一人一人に聞いてみました。
アニメ、動物、自然、音楽、車、いろいろな答えが出ました。自分の好きな物に関して、日本語で読んだり、見たり、聞いたりしているうちに、言葉のインプットがどんどん増えて、日本語力もアップしていくはずですよと、伝えました。
私の質問に、あるアメリカ人留学生が「レッサーパンダが好きです!」と嬉しそうに答えてくれました。
「レッサーパンダってどんな動物だったっけ?」
家に帰ってからネットで検索してみると、こんなおもしろい動画を見つけました。
レッサーパンダ、かわいいじゃないですか〜。
さて、レッサーパンダが出てくるアニメはあったかな〜と探していたら、「あ、あれだ!」と、懐かしいアニメを思い出しました。
これです!
お〜、懐かしすぎるではありませんか。♪あらいぐまラスカル♪
Youtubeの動画から主題歌が流れてきたとたん、タイムスリップしてしまい、パソコンの前で「ロックリバーへ」を熱く歌ってしまいました。
それを近くで聞いていた中2の娘が「ママ、すごい。歌詞覚えてるんだね。でも、それレッサーパンダじゃなくて、あらいぐまでしょ?」
えっ!?
そうでした。ラスカルはレッサーパンダではありません。あらいぐまです。でも、似ているじゃあないですか、あらいぐまとレッサーパンダ。両方とも愛嬌たっぷりで、絵になる動物です。
「だいじょうぶ。ラスカルもかわいいから、きっとあの学生さんも、このアニメ好きになってくれるよ。だって、このお話の舞台はアメリカだよ。」と勝手にいろいろとこじつけて、来週会ったときに「あらいぐまラスカル」を紹介することにしました。
主題歌をすらすら歌えたことに自分でもびっくりしました。
Hidy Hidy Little Rascal
Like a Wind, Oh Little Rascal
Hidy Hidy My Friend Rascal
Come with me, Oh Little Rascal
Hidy! Here, Rascal
しろつめ草の花がさいたら さあ行こう ラスカル
6月の風がわたる道を ロックリバーへ とおのりしよう
神様ありがとう ぼくに友だちをくれて
ラスカルに会わせてくれて ラスカルに会わせてくれて
ありがとう ぼくの友だち ラスカルに会わせてくれて
「ロックリバーへ」 作詞/岸田衿子 作曲/渡辺岳夫
特に後半部分を口ずさんでいたら、なんだかジーンときてしまいました。
なんて素敵な歌詞なんでしょう。子どもの素直な気持ちがそのまんまあらわれているような、うちの子どもたちが小さい頃から、我家の愛犬ポッキーをかわいがる姿を重ねながら、「神様ありがとう!」と、心から思っている主人公の姿が思い浮かぶようでした。
古き良きアニメ主題歌「ロックリバーへ」。
私もロックリバーへ遠乗りしてみたいな〜。
ハーモニカとバンジョーの音色も効果抜群。のどかで陽気なアメリカの田舎の風景を思い起こさせるような優しいメロディが大好きです。
ちなみに、ストーリーの原作はこちら。
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Rascal, by Sterling North (Puffin Modern Classics)
ニューベリー賞(例年、アメリカ合衆国における最も優れた児童文学の著者に与えられる賞)ものの一冊です。大学に行ってしまって寂しくなった長女の部屋の本棚に、ほこりをかぶって並んでいました。
今月はこの本を読もうと思います。
前回の投稿でお約束した、もう一冊の紹介です。
英語の本ではありません。
絵本でもありません。
この本です。
「もしも学校に行けたらーアフガニスタンの少女・マリアムの物語」
ジャーナリスト後藤健二さんの書かれた本です。
後藤さんが写真と文章を通して、私たち大人だけでなく、日本の子どもたちへも「本当の平和とは何か?」について、考え、行動する機会を与えてくれる、そんな一冊です。
難しい漢字にはよみがながふってあります。行間も広く、小学高学年生以上であれば読める内容だと思います。後藤さんの優しく、熱く、誠実な人柄が伝わってくるような文体です。
後藤さんを突き動かしていた、何か大きなものを、理解することができるような気がします。彼のメッセージは確実に、読む人の心に働き、何かが変わって行くはずでしょう。
この本の中に掲載されている22枚の写真は、どれも、戦いの犠牲になって暮らしている子どもたちや一般市民の姿を映し出したものです。弱い立場におかれている人々の様子や表情を通して、何かを伝えようとしてた後藤さんの思いが詰まった写真ばかりです。
大切な息子をアメリカ軍の誤爆で亡くした母親の横顔。
破壊された家の前にたたずむ人々。
車に家財道具を山のように積み上げて移動する家族。
配給センターの前に群がる難民の様子。
学校に行けることになり、友達と入学式に参加するために手をつないで登校する少女の姿。
鉛筆や消しゴムやノートなど、生まれて初めて文房具を受け取る子どもたちの笑顔。
教室に入りきれない子どもたちが、窓の外から中をじっと見つめる様子。
後藤さんの文章を読むと、平和のために私たちは何ができるのか、悪を繰り返さないためにはどうしたらいいのか、国際社会の役割は何なのか、いろいろなことが頭の中をぐるぐる巡って、でも本を読み終えるときには何か大切なメッセージが、心の奥まで、深く確かに、伝わってくるのです。本からの抜粋をひとつ書かせていただきます。
夕方、訪れた集落の広いゴミ捨て場で、小学六年生くらいの男の子と三年生くらいの女の子を見かけました。左手に汚れた大きなビニール袋、右手に木の棒を持って、ゴミをあさっています。二人は黙々と、ゴミの中から紙やビニール、鉄くずなどを拾っていました。
女の子が、足を止め、腰をかがめて何かを拾い上げました。
本です。
女の子は腰をかがめたままの姿勢で、その本を開いて、身じろぎせずにじいっと読んでいます。
太陽はもう少しで沈んでしまいそうでした。夕焼けのゆるい光に照らされたゴミの野原の中で、女の子が本を読む姿はまぶしいほど輝いていました。
(神さま、どうぞ彼女を導いてあげてください!)
わたしは、そう願って目を閉じました。(後藤健二著「もしも学校に行けたら」p.122)
遠く離れた国に行って取材をし、その国で起こっている事実を、その国で暮らしている人たちの現実を伝えるために、本に書き記してくれた人がいて、私にはその本を読める自由が与えられています。
何という恵み、何という平和。
平和や自由が奪われている国では、図書館や本屋が襲撃され、トラックに山積みされた本が燃やされ、捨てられ、人々から「読む自由」さえも奪っていくのです。
この投稿の前に紹介した”The Peace Book“の短い文を何度も何度も読み返しました。
私の頭の中にも、いろいろなセンテンスが浮かんできました。
Peace is having pencils, erasers, and notebooks.
Peace is having books to read.
Peace is reading all different kinds of books.
平和や自由が当たり前になってしまっている国の大人たちが、子どもたちが、この平和をけっして無駄にすることがないように、平和について一緒に考え、平和のために行動することができますように。大人たちが、子どもたちが、いろいろな本を読み、想像力を育み、心に感じ、ともに語り合い、行動して行くことができますように。
この本を一気に読み終わった後、私もそう願って、目を閉じました。
英語多読/日本語多読活動に携わるようになり、「本を選ぶ」ということが、楽しく続けるための大切なポイントであることに気づき始めました。
例えば自宅教室に来ているNちゃん。レッスンで2〜3冊の短い絵本の読み聞かせのあと、「お家で聞く・読む一冊」を決めるのですが、私がお薦め絵本を何冊か並べると、Nちゃんは表紙を見たりページをめくってみたり、よーく考えてから借りて行きます。絵本にはCDがついているので、お母さんが朝の身支度のときに掛け流したり、寝る前に読み聞かせたり、フル活用して下さっています。そして翌週にはお家で聞いてきた絵本をNちゃんが私に読み聞かせしてくれます。
次に日本語多読クラスのある留学生の例。多読用読み物に加え、毎週図書館から借りてくる20冊ほどの絵本やアニメブック等をテーブルに並べ読む本を選んでもらっているのですが、来日して2ヶ月にして、すでにお気に入りの作家がいます。先日の多読記録用紙メモ欄に「五味太郎の本はおもしろくて、易しいです」と記録。
また、メアリー・ノートン原作・宮崎駿脚本の「借りぐらしのアリエッティ(アニメージュ)」を4冊一気に読み「この本が大好きです」とコメントしてくれました。
多読を楽しく続けるコツは、本を手に取って自分で選ぶこと。ページをパラパラめくって中をのぞいてみること。「絵はどうかな。言葉は多いかな、少ないかな、おもしろいかな。何ページくらいあるかな。」いろいろと考えてから次の一冊を決めること。そうです、本屋や図書館に行って本を選ぶのと同じです。
「よ〜し、これにする!」と自分で決めた本なら、読んだり聞いたりすることばが意味のあるインプットとなって心と体と頭に残ることでしょう。