Joshua and Caleb
モーセがリーダーたちを呼(よ)びました。…ぜんぶで12人(にん)です。
このストーリーをやさしい日本語でよみましょう。Let’s read the story of Joshua and Caleb in simple Japanese!
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Joshua and Caleb
モーセがリーダーたちを呼(よ)びました。…ぜんぶで12人(にん)です。
このストーリーをやさしい日本語でよみましょう。Let’s read the story of Joshua and Caleb in simple Japanese!
Abraham and Issac
アブラハムにイサクが生(う)まれました。アブラハムは100才(さい)でした。イサクは大切(たいせつ)な子(こ)どもです。
このストーリーをやさしい日本語(レベル2)でよみましょう。Let’s read the story of Abraham and Issac in simple Japanese.
ここはガリラヤのカナです。今日(きょう)は結婚式(けっこんしき)があります。マリアは掃除(そうじ)をします。おいしい料理(りょうり)を作(つく)ります。
やさしい日本語でよみましょう。Let’s read the story of Wedding at Cana in simple Japanese! Click below to download and read the story.
動画(どうが)もあります。Click and watch the story on Youtube.
神(かみ)は言(い)いました。「光(ひかり)よ!」
昼(ひる)と夜(よる)ができました。
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東京基督教大学で日本語多読クラスを担当しています。
自宅教室での英語多読を機に、日本語を勉強している留学生のための日本語多読の可能性を模索するなか、2013年頃からセミナー・ワークショップ参加、本集め、情報集めをし、授業の機会が与えられ、大学での実践は今回で5学期目となりました。
言語習得における多読の可能性は無限大。学生がいて、本があり、場が提供され、支援者たちのサポートがあれば、多読クラスは必ず成功すると信じています。本の数、本を手にして読む学生たち、そしてそれを見守る人たちの祈りの中で、想像していなかった豊かな世界が広がっているような気がしています。
大学のグローバル化が騒がれて久しいですが、忙しさを理由に本を読むことさえしない4年間が過ぎて行く、そんな学生は多いと思います。本の中には人の根源的な問題と言うか、世界共通のテーマがあふれていて、外国語習得という枠組み内での読書や多読活動を通し、グローバルな取組みができることを再確認しています。私たちのまわりにあふれるたくさんの言葉、本や絵本、音楽、映像、芸術に触れることを通して、日本のこと、また世界のこと、そして人の根本的なことがらに及ぶような、真にグローバルなテーマを共有できる、多読授業は、そんな可能性を秘めているように思える時があります。
難しいことばかり書いてしまったので、ここでちょっと、前回のクラスの様子をお話します。
多読授業では、なるべく多くのいろいろな本を選べるような場を提供することが大切だと思っているので、多読読み物の他に、アニメブック、児童書、子ども新聞、そして市の図書館で毎週絵本を20冊ほど借りて来て、テーブルの上に並べています。
ここ数週間、私の読書のテーマは「父」、”Father” 、”Daddy”、”Padre” なのですが、そんな思いのある中で、こんなすてきな絵本を見つけたので、授業のときテーブルの上に並べました。
我が家のガールズたちが小さかったとき、彼女たちからみた主人(Daddy)の存在はこのくらい大きかったことを思い出します。
子どもたちの目から見るパパの存在はと〜っても大きいのだと思うような素敵なイラストです。
ぼくのパパはおおおとこ
世界一のパパがいる人 みんなに
ぼくは なあんにも こわくないよ。
パパのうでの中ならね。
ぼくのパパはおおおとこ。
パパはハートも大きくて、ぼくのことこんなに、大好きなんだって。
1時間半ほどの読書の後、毎回授業の最後に「今日読んで好きだった話しを紹介する」という機会を設けています。
この本を手に取った一人の留学生が紹介してくれました。
彼女はみんなにこの本を読み聞かせてくれた後、たどたどしい日本語で、こんな感想を述べてくれました。
「この本はすてきです。見ていると安心します。読んでいるとき、天のお父さんのことを思います。天のお父さんは大きくて、やさしくて、私たちのこと大好きです。」
本が私たちの心を繋いでくれるひととき。
本を通して、私たち人間が慕い求める、真にグローバルな、人の根源的な思いの共有。
彼女がこの本を通して触れた日本語は、すてきなイラストと一緒に、必ず彼女の記憶の中にとどまって、心と言葉が通う体験へと繋げてくれることを信じます。
多読の可能性は無限大。
本と、場と、本を手に取る人たちと、支援する人がいれば、多読クラスはきっと上手く行きます。
最後に私のパーソナルストーリー。
私の姉が描いた、父を思う素敵な一枚。
私の宝物。
いよいよ明日11月8日はアメリカ大統領選挙投票日。
いやはや…
Tadoku Familyとしても、今回の大統領選の様々なドラマから目が離せない日々を過ごしています。
ほんとうに、ドラマを見ているようです。
ここ数週間、私が多読多聴しているものは、大統領候補者についてメディアが報道する記事、コラム、動画、友人たちがSNSを通して発信している意見等々。Facebookの画面には民主党、共和党、それぞれを支持する様々な意見があり、もうびっくりするぐらい、たくさんのニュースや意見の渦に巻き込まれています。
それぞれの候補者を支持する友人・知人たちの、支持する根拠というか、信条と言うか、ひとつひとつ読んでいると、とても興味深いのです。さすがアメリカ人、とことん自分の意見をシェアし、発信し、ぶつけ合うのです。
しかし、あまりにもあからさまに相手のことを誹謗中傷する意見やスピーチ、演説の手法には、不快感を通り越して、嫌悪感さえ覚えてしまいます。
11月7日(月)NHKの大統領選に関する特集の中で、「ポリティカル・コレクトネス」を巡るアメリカが抱える問題についての言及がありました。
この現象を見守りながら、こんなことを考えました。
人は不安や恐怖を煽られる時に、恐れが心や思考を支配する時に、もしかしたら自分の中にある根本的な問題でさえ誰かのせいにしようとしたり、嫌悪感に促された思い込みや反発が生まれ、そこから恐ろしい信条が生まれてしまうこともあるのではないか。
私たちが知っているようで知らないアメリカの一面。「アメリカは偉大な国であるはずなのに、自分たちが直面している問題はなんなのだ。悪いのはだれなんだ!」と怒りの矛先を何かにぶつけようとして、とんでもないエネルギーを生み出している。
恐れや怒りや憎しみがネガティブなエネルギーを生み出してしまう現実。
スターウオーズの勇士、ヨダの名言が頭をよぎります。
”Fear leads to anger; anger leads to hate; hate leads to suffering…”
My hero, the legendary Yoda!
現状の政府に大きな不平や不満を抱き、T候補を熱狂的に支持することとなった人々が恐れているものは何なのか。恐れが怒りへと変わり、怒りが嫌悪を生み出し、嫌悪がもたらすであろう悲しみや苦しみ。
今日のアメリカが直面している問題は、けっして人ごとではない、私たちにも投げかけられている深刻な課題なのかも知れません。
あ〜、なんだか急に、スターウォーズが見たくなりました(笑)!
私がスターウォーズ・ファンであることを知っている教室のK君は、先週こんな格好をしてレッスンに現れ、私を喜ばしてくれました。
「せんせ〜い、12月16日に「ローグ・ワン」が映画館ではじまるよ!」
皆さん、ご存知でしたか?
冒頭の親子の会話:
Father: Jyn. Whatever I do, I do it to protect you. Say you understand.
Daughter: I understand.
勇敢な父と、その父を信頼する子の、真剣なやりとり、かっこいい!
「スター・ウォーズ」シリーズから派生した映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(12月16日公開)に、ダース・ベイダーが登場することが公式発表されたそうです。
K君、楽しみだね!
この映画で、私のヒーロー、ヨダの登場がないのは残念ですが、来年2017年12月に公開予定の本編「スターウォーズ・エピソード8」ではひょっとしたら会えるのではないかと、期待しています!
政界に、経済界に、スポーツ界・映画界に、私たちは心のどこかで、希望や望みを叶えてくれる、ヒーローを求めているのかもしれません。
人が恐れている問題にたいして本当の解決をもたらしてくれるものは、越えられないように築く「高い壁」ではなく、壊れている関係を結ぶ「かけ橋」の存在であり、「富や力」にではなく「貧しさや弱さ」の中に見つけることができるのかもしれません。
ほんとうの希望をもたらしてくれるもの、私たちの求めているヒーローは、ひょっとしたら私たちのよく知っている、でも見過ごしているかもしれない、静かな、でも確かなストーリーの中に見つけることができるのかもしれません。