Do you remember when you first started riding a bicycle?
補助輪付きの自転車でアパートのお庭を楽しそうに走る我家の二女
物心ついて、最初に「できるようになってうれしい!」と思ったことって何でしょう。
私にとってそれは、自転車に乗れるようになったことだと思います。
自転車に乗れるようになった40数年前の記憶は今でも鮮明に心と身体に染みついて残っています。上の写真は我家の二女が一生懸命自転車の練習をしている一枚ですが、まだこの時点では補助輪付きです。でも、満面のえみを浮かべて、ほんとうに嬉しそうです。
ましてや、補助輪なし!で走り始めた時の喜びはどんなだったか。
バランスとって、風きって、いつまでも、どこまでも走り続けて行きたい冒険心と、なんともいえない開放感に包まれて、もう最高の気分でした。
「いま、自分がいる世界から一歩踏み出して、もう少し遠くにいってみたい。」
自転車に乗れるようになると、私たちの行動範囲はぐっと広がり、行けなかったところに行けるようになり、見えなかった物が見えるようになり、知らなかったことを知るようになるのです。
自転車は今でも、少し遠くに私を連れて行ってくれる大切なツールです。
留学時代:アラバマ州のご夫妻の家にホームスティをしていた19才の頃、アメリカ人、ボリビア人、コロンビア人の友人たちと感謝祭のお祝いで撮った一枚。
私にとって「英語」はツールです。
日本語だけでは通じ得ない、新しい出会いがあり、知らないことを発見し、見たことのない景色を見ることができる、私が更に広い世界と繋がることのできる大切なツールです。
言葉の先にはいつも異文化への憧れがありました。
外国映画が好き。
洋楽が好き。
外国の人々の暮らしや習慣の違い、日本との共通点を発見するのはおもしろい。
異文化の中で生活し、日本と違う景色や思想や価値観にふれ、交流の架け橋になりたい。
そんな私と英語の出会いはごくごく普通のことでした。
中学校に通うようになって、部活以外で一番の楽しみだったのが英語の授業でした。
小学生の頃、我家には時々、父の仕事の関係で知り合いのアメリカ人が訪ねて来る事がありました。アラスカ出身のフィッシングガイドのおじさんだったのですが、当時中学生だった姉がそのおじさんと身振り手振りの英語で簡単な会話のやりとりをしているのを見て「あ〜、お姉ちゃんみたいに英語で話せたらいいなあ。」と憧れました。
おもしろい英語の先生との出会いとスピーチコンテストのおかげで、「英語は使えると世界が広がる、自分の知らない世界と出会いたい!」という気持ちをずっと持ち続けることができました。
英語教室:中学生クラスの多読多聴の様子。みんな真剣にストーリーに聞き入っています。多読多聴をしている時間は頭の中が100パーセント英語の状態です。日本語を介して英語を理解することはしません。
中学生の私はお小遣いでベイシティローラーズやカーペンターズのレコードを買ったら、何度も繰り返し聞きました。大好きだったからです。
「兼高かおる世界の旅」が大好きで、現地の人と親しく会話して通じ合い、異文化を紹介してくれる彼女の姿に憧れていました。
高校時代は勉強や部活で忙しく、お楽しみとしてはなかなか見れなかった洋画ですが、定期試験が終わった日の学校帰り、ふと思い立ってひとり映画館に足を運び、E.T.を見て感動し「アメリカに行ってE.T.に会うんだ!」と密かに心に決めたのが昨日のことのようです。
英語は言葉です。
コミュニケーションのための「ツール」です。
伝えたい、理解したい、知りたいものや相手と繋がるための「手段」です。
英語の先には必ず憧れがあり、行きたい場所があり、会いたい人、繋がりたいものがあるのです。
「英語を本気でやろうと思ってるんですけど、どうしたらいいですか?」
よくこんな質問を受けます。
私が逆に聞くのは「どうして英語を使えるようになりたいんですか?」という質問です。
英語がただ単に話せるようになることを目的とするのではなく、英語の先に何があるかです。
「メジャーリーグが夢です。」
「国連で働きたい。」
「One Directionの歌が大好き!好きな曲を歌えるようになりたい。」
英語が使えるようになりたい皆さんを突き動かすモチベーションは何でしょう。
言葉の先に目的があり、モチベーションが高い時、英語は必ず上達していくはずです。
ボキャブラリーが乏しいから…
文法めちゃくちゃだし…
まちがったらどうしよう…
英語を使おうと思ってもいろんな不安があるでしょう。
でも所詮、英語はツールです。
使い始めることで、使い方にも慣れて行きます。
学校では英語の使い方をたくさん、特に「きちんと使う」使い方を教えてもらいますが、今知っている英語でできることはたくさんあるので、とにかく使ってみることから始めましょう。
英語の絵本や本を読んだり聞いたりすることもその一つで、とっても面白いですよ。生活の中に英語でやってみることを少しずつ増やしていくことをお薦めします。
教室人気の絵本:可愛いイラストとユーモアが魅力のElephant & Piggie シリーズ。イラストと簡単な英語でこれだけのストーリーが楽しめると、もっと読みたくなります。
生活の中で英語を習慣にしてみましょう。
インターネット等がこれだけ普及している今日、英語は身の回りにあふれています。
多読多聴、映画、音楽、スポーツ、トーク、ニュース、テレビ番組、子ども番組、アニメ、Youtube、TED、絵本、小説、Podcast、NHK語学、なんでもいいと思います。皆さんの生活の中に、英語を日々取り入れる習慣をスタートしてみて下さい。英語の音に耳をならし、英語の言い回しに口をならし、英語を楽しみながら生活の一部に取り入れてみてください。
英語が日常の生活にある日々を続けていると、知らないうちにもっと遠くの、未知の世界に出て行って、走り回る自分を発見しているはずです。
英語はツール、楽しみながらどんどん使っていきましょう。
私も新しい言葉に挑戦してみようと、こんなのを見つけました。
イタリア語の音を楽しみながら、画像のかわいらしさの助けもあり、ストーリーの展開に十分ついて行けます。一日にひとつかふたつ、たった15分からできるイタリア語の習慣です。
我家にイタリア人の高校生がホームステイした事はこちらでも紹介しました。彼のお母さんとのやり取りは簡単な英語でしたのですが、私の伝えたいメッセージをイタリア語で伝えられたら素敵だろうなと考えるようになりました。
繋がりたい、伝えたい相手が具体的にいる場合、その言葉を使えるようになりたいというモチベーションはかなり高くなります。
お金をかけなくても、身近にあるお楽しみを見つけて、イタリア語でコミュニケーションしている自分の姿を思い浮かべながら、気長にできることを続けてみようと思います。
英語もこんなことから始めてみてはいかがでしょうか。
もともとはイギリスの番組なのでこちらがオリジナルです。
どこの国でも自転車に乗れるようになるのは、子どもにとっても親にとってもエキサイティングなことなんですね〜。
自転車も英語も、乗って、使って、素敵な場所へと出かけていきましょう!
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