久しぶりの投稿です。
今、ティーンエイジャーの娘と、この本を読んでいます。
魔女の宅急便
角野栄子 作 / 林明子 画
夕飯後、娘がお皿を洗ってくれる時に私が読み聞かせ、という超のんびりペースの読書なのですが、いやあジブリ映画とはまたちょっぴり違う、味わい深い物語です。十代の頃の冒険や、独り立ちした時の忘れていたような心の動きを一つ一つ思い出させてくれるような、そんな本です。
住む場所と仕事が決まり、少し落ち着いたキキが両親宛てにはじめて書いた手紙に、やられました。
その夜、キキは、オキノさんとコキリさんに、はじめて手紙を書きました。
「コリコという町に住むことにしました。海の近くの大きな町です。ちょっと大きすぎるかなと思いましたが、あたしがはじめようと思った仕事にはぴったりの町なのです。それは『魔女の宅急便』といって・・・・・」
キキは元気をなくしたときのことはのぞいて、今までにあったことをみんな書きました。そして、手紙をこんな風に終わりました。
「お針子さんから、おすそわけをいただくとしたら、あたしの服のおすそあげではなくって、ジジに銀色のざぶとんをつくっていただこうと思います。こんど、ジジのすましたかおを絵にして送ります。
楽しくやっていますから、どうぞご心配なく。とうさんもかあさんもお元気で。では、さようなら」(p.92)
あ〜もう、キキの心の中が手にとるように伝わって、私の目には涙がじわ〜んと湧いてくる。
娘:「ママ大丈夫?」
私:「高校卒業して、留学生活がスタートした頃のこと思い出しちゃってさあ・・・」
今二人で半分を読み終えたところです。
後半も楽しみ。
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