本まるごと一冊の教育①

アメリカで子育てしていた頃の様子を忘れないうちに書き留めておこうかな。

Literacy Education(英語の読み書き)に関して、長女と次女が通っていたマサチューセッツ州ケンブリッジの小学校では、いわゆる「教科書」を使って授業をするというスタイルはとっていませんでした。自分にあったレベルの絵入りのリーダーや(一冊8ページほど、1ページ1語〜3語)フォニックスを覚えるための読み物をある程度スムーズに読めるようになると、内容がやさしいものや好きなものから本を読み始めていました。先生のアドバイスをもとに、一人一人が違う本を手にして読んでいました。毎日読み聞かせの時間もたっぷりありました。子どもたちは先生のまわりに集まってカーペットの上にそれぞれリラックスして座り、ストーリーに聞き入り、感想をのべ合ったりしていました。人気のある本は回し読みしたり、図書館で借りてきたり、そうこうしているうちに本をまるごと一冊読みながら学んでいく習慣が自然に身に付いていました。

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