受験生にエール

受験シーズンも終盤となり、あともうひと頑張りの生徒たち、この教室では今日もやっぱり多読です。

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Young Eli ReadersのUncle Jackシリーズに始まり、しばしの間の雑談とティーブレークの後、

 

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次はLLLとKindle猫漫画を読むこと30分、あっという間の90分。

 

 

『猫まんがで楽しい英語多読 1 猫さえいれば世界は楽しい』

この英語猫漫画、動物好きでKindle をもっている方には超おすすめの一冊!

 

受験勉強で頭がパンパンになるくらい頑張っている二人に、私ができることは楽しい読み物を紹介して、リラックスして読んでもらって、心も体も総動員してたっぷりと英語を吸収できるようにサポートするだけ。「この単語集は丸暗記」とか「これは出題されるから直前に必ずチェックすること!」という種類の勉強はその場限りで終わってしまう。そういう時間があったら、感受性や想像力を使いながら一冊でも多くの「本物」に触れてほしいと思うのです。

レッスン最後の10分は、”What I want to do in March”というような題でフリーライティングをする予定でしたが、本棚の絵本をしばらく眺めていたMちゃんが「これおもしろそう!」と手に取った本を、「じゃあみんなで一緒に読もう。」と読み聞かせの時間にあてることにしました。

 I WANT MY HAT BACK

この本、最後は「え〜っ!?」というオチがあるのですが、そのブラックさに二人は爆笑〜。

試験、試験、また試験で疲労と緊張の連続だろうと思う日々の中、多読多聴や絵本の読み聞かせで、英語を英語のまますんなり理解できて、オチにびっくりして、大爆笑できる生徒たち、次の試験は大丈夫、自信を持ってがんばれ〜!

“I’m thinking of you and praying for you. Do your best!”と、エールを送ります。

 

追記:本命校の試験本番では実力が存分発揮できなかったとつぶやいていたある若者。模試ではいつも英語は90点台がとれていたのに、本番では7割くらいしか点が取れなかったとがっかりしていました。受験英語っていうのはいったい何なのでしょう。生徒たちのいったいどんな力を評価できるテストなのでしょうか。受験やテストで高得点がとれる=英語ができる、使えるとは、必ずしも言えないと思います。文法や語彙の細かい部分を気にしすぎて、なかなか思うように英語を使うことができない、逆に萎縮してしまう。試験偏重の英語教育にもどかしさを感じずにはいられません。試験当日、体調が優れなくて実力が発揮できなかったり、緊張のあまりちょいミスを連発してしまうことだってあるのだから。

あんなにがんばっていた真央ちゃんもオリンピックの本番SPで予想外のミスを連発してしまいました。その理由はだれにもわからない。人間だから転ぶのもあたりまえ。「本番に弱い」とか「メンタル」がどうのこうと言われたけれど、翌日のFPではその真央ちゃんの勇敢な姿に世界中が励まされました。金メダルよりも尊いものがあることを教えられました。

「先生、来週フリーライティングやります!」と元気に教室をあとにした生徒の笑顔に、励まされた夜でした。

He has made everything beautiful in its time. (Ecclesiastes 3:11)

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