ここ何ヶ月か、BOOK・OFFで買ってきた本やkindle本、図書館で借りてきた本、いろいろな方のブログ記事等々を読みながら、英語上達のためのキーワードがあることに気づきました。
赤ちゃん。
そう「赤ちゃんに習え」です。
(Emmy at 5 months old)
赤ちゃんは生まれたときから、いやそれ以前、胎児の頃から、耳から聞こえる音を毎日毎日聞き続け、1歳半くらいから意味のある単語を発話するようになります。
ちなみに我家の子どもたちが1歳半から2歳頃の言葉、母子手帳のページにはこんなことが記録してありました。
わんわん、ぽっぽ(はと)、どーじょ(どうぞ)、じゃんばーい(ばんざーい)、はっぴーじゅーじゅーじゅーじゅー(ハッピーバースデートゥーユーのつもり!?)、いけましぇん、おいでー、すぷーんとーたい(スプーンちょうだい)、もうちょっと、等々。
個人差はあると思いますが、一般にこの段階に達するまでには2000時間くらいかかるそうです。この時期にいたるまで、赤ちゃんの頭の中にはたくさんの言葉のインプットがあり、アウトプットへの準備が着々となされています。お母さん、お父さん、兄弟、姉妹、おじいちゃん、おばあちゃん、まわりの人たちが発する言葉を聞き、その様子を眺め、来る日も来る日も大量のインプットを続けていくうちに、一言、二言、そして次々に発話する言葉が増えていきます。
赤ちゃんや幼児の「吸収力、好奇心、繰り返したり、間違うことを恐れない」という姿に私たちも習う事がたくさんあるのです。
「赤ちゃんや子どものように言葉を習得するのは無理!」と思っている皆さん、「私の考える英語上達法」として国連の田島麻衣子さんのブログ記事の抜粋がありますので、お読みください。
多少無謀でも、自分の状況を赤ちゃんの状態に近づけてしまうことが最大の近道なのだ。彼らは与えられた言葉を「訳する」こともしないし、「なぜここが現在進行形なのか」と考えることもしない。最初は母親の言葉(ネイティブ)を聞き、繰り返すだけ。文部科学省の方に声を大きくして伝えたいのだが、自分自身の語学学習プロセスを辿ってみて、大きなエネルギーのロスは中高の文法の授業にあったと思う。赤ちゃんは、ただ膨大な量の繰り返し、という点が鍵。とにかくあらゆる分野の英語を音声で聞き、何も考えずに多くの量をすらすら暗唱できるまでに繰り返すこと。これが結局一番の近道だと思う。
・・・最初は辛くても、英語で記憶、英語でそのまま表現、習慣付ける。私の中でも、二つの言語は全く別のフォルダーに収納されているイメージがある。英語で話しているときには英語で考え、日本語で話すときには日本語で考える。自分の気に入った映画のセリフでも、英会話のテキストでも、ネイティブの発音をまねて100文位暗記してみるといいかもしれない。そして恥ずかしがらずにそれを使ってみること。
英語は英語のまま、そのまんま吸収する、ここにも上達の秘訣があるようです。
田島さんのおっしゃること、ものすごく納得です。
特に「ネイティブの発音をまねて100文位暗記してみる」ことについて、教室で毎週子ども達と遊んでいるBBカードがそれにぴったりと当てはまります。2年、3年と毎週遊び続けていくうちに、BBカード&グラマーカード、合わせて100文以上の英語表現が体の中にしみ込むように吸収されます。最初は音からが大切です。
さらには多読多聴でやさしい英語からスタートし、英語は英語のままたっぷりと吸収していくことで、少しずつアウトプットがスムーズになっていくのです。
そして、言葉を使えるようになるためにとっても大事なことは「間違えを恐れず、恥ずかしく思わない」ということです。
日本に居ながらにして、英語を上達させる方法はいろいろあると思います。これからも小さな教室の取り組みを少しずつ紹介していきたいと思います。
追記:10ヶ月ぶりにアメリカから帰国した長女(もう大学が夏休み!)。先ほど彼女の部屋にお邪魔したら、インターネットラジオからフランス語のニュースが流れていました。選択科目でフランス語のクラスを取ったそうなのですが、耳慣らしのためにちょこちょこ聞いているようです。世界中どこにいてもインターネットの接続さえあればいろんなことが可能な時代。フランス語聞きながら夏のアルバイトのためのレジュメを英語で書いている彼女が眩しく頼もしく思えました。
☆ランキング参加中☆
ボタンにクリックをよろしくお願いします♪